償却資産とは?

固定資産と聞くと土地や建物を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?実は、固定資産の中には土地と建物以外にも償却資産があります。
では、償却資産とはいったいどんな資産なのでしょうか?償却資産とは会社や個人で工場や商店などを経営している人が、その事業のために用いることができる機械、器具、備品などのことをいいます。
償却資産の例を下記に挙げてみました。
1.貨車、客車、トロッコ、大型特殊自動車などの車両および運搬具
2.船舶
3.航空機
4.測定工具、切削工具、机、いす、ロッカーなどの工具・器具・備品
5.煙突、鉄塔、岸壁などの構築物
6.旋盤、ポンプ、動力配線設備などの機械および装置
ちょっと家屋や土地に比べると身近な資産ではないかもしれませんね。償却資産は事業用の資産になりますからね。
償却資産は、国で定めた固定資産評価基準によって、取得価額を基礎として、取得後の経過年数に応じて価値の減少(減価)を考慮して評価を行っていきます。また、償却資産は毎年市町村の固定資産税課に申告することになります。家屋や土地の固定資産はいちいち、役所に申告することはありませんからね。そういった意味からも償却資産はちょっと家屋や土地と比べると特殊な感じですね。