固定資産税課の職員ってどんな人?

固定資産税ってどこの税金?税金にもいろいろな種類がありますが、大きく分けると国の税金と地方の税金に分けることができます。さらに、地方の税金は都道府県の税金と市町村の税金に分けることができます。

固定資産税は市町村で賦課課税している税金になります。ということは固定資産税の家屋の税額を計算しているのも市町村ということになります。

例えば○○市役所の固定資産税課という組織が家屋の評価をして税額を算出しているということになります。
そこで、ここでは市役所の固定資産税課の職員がどのような流れで家屋を評価しているのか見ていきたいと思います。

市役所の固定資産税課の職員ってどんな人なのでしょうか?大学などで建築の専門の勉強をしてきた人たちなのでしょうか?実は、そんなことはないのです。
中には大学の工学部などの出身で建築の勉強をしてきた職員もいるかもしれませんが、ほとんどは違います。

なぜなら、とくに家屋を評価するのに資格というものが必要ないからです。一応は固定資産税課に所属して1年を経過すると固定資産税評価補助員みたいな(正確な名称ではないですが、そんな感じです)認定証みたいなのをもらっているそうです。ただ、それだけの話しで文系の職員だろうが、理系でこれまで建築関係とは無縁の職員であろうが人事異動で固定資産税課に配属された職員が固定資産税課を評価しているのです。

とうことはただの素人が評価しているのかというと、そこはもちろんしっかりとした研修の制度が整っていたり、先輩職員からの指導があるわけです。いきなり家屋を評価しろと言われてもそれは無理な話ですからね。固定資産税課の評価は専門性が高く、やはり相当な勉強と経験は必要になってくるかと思います。固定資産税課に配属されると最低でも3年、通常は5年ほどは在籍することになるそうです。自治体にもよりますが1年でも相当な数の家屋評価をこなすことになりますので、1年間、固定資産税課で経験を積むだけでも職員の固定資産税に関する知識と経験はかなり磨かれるのではないでしょうか。
3年なんていたらプロといってもいいのでは!?